どちらもこだわりがある考え方

KentaAida 2016年3月29日

韓国産穴子の旬は9~12月です。

この時期の穴子は抜群です。文句のつけようがありません。

 

問題は、旬以外の時期。

美味しい旬の穴子を食べられて「期待値が上がっているお客様」に

旬以外の穴子を食べて頂くと、中々期待値を超えることは難しいのが現実です。

 

先日、友人と一緒にお寿司屋さんに行ってきました。

 

焼穴子の握り

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煮穴子の握り

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どちらも、旬の穴子独特のやわらかさと脂身があり、とても美味しかったです。

どちらも、冷凍の穴子です。

 

このお店の大将が、「冷凍を使っています」と包み隠さず話をされている姿が印象的でした。

 

「冷凍は使いたくないけど、旬の時期以外の穴子はもっと使いたくない。

美味しい穴子を一年中お客様に食べて頂こうと考えると、この選択になります。」

と大将は仰っておられました。

 

穴子は、「年間獲れる魚」であり、「旬の時期がある魚」です。

年間獲れる魚だから、一番良い鮮度の生穴子を調理する!

旬の時期がある魚だから、脂ののりが良い旬の穴子を冷凍でも調理する!

 

どちらが正しいとはいえません。

どちらもこだわりがある素晴らしい考え方だなぁ、とお寿司を食べながら感じました。

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